各地でライトアップイベントが開催されていますが、デジタル的な照明であるため美しいものの無機的な灯りが多い様に思います。
しかし奈良の場合、浮かび上がる歴史的建造物の光景が神秘的であると共に、各所で点火されたろうそくの灯りが吹き抜ける風とともに揺らぐ光景が癒しの灯りとなって目に入ってきます。
興福寺の五重塔を望む猿沢の池から;僅かに日が落ちて来た頃に、点火が始まります。
〔五重塔の高さは50.1mで、京都の東寺に次いで高い塔。
1426年(応永33年)に再建されたものである〕
〔五重塔の高さは50.1mで、京都の東寺に次いで高い塔。
1426年(応永33年)に再建されたものである〕
興福寺の五重塔を望む猿沢の池から;だいぶ薄暗くなってきました。
浮見堂;ここへ移動した時にはすっかり暗くなり、幻想的な光景となりました。
〔奈良公園内の鷺池に浮かぶ檜皮葺き(いわだぶき)の八角堂。
春日大社より浅茅が原(あさしがはら)の林を抜けて突き当り〕
春日大社より浅茅が原(あさしがはら)の林を抜けて突き当り〕
奈良では“夏の灯りイベント”が各所で行われていますので、参考までに代表的なものを紹介いたしますので、この夏訪れてみてはどうですか。
- ライトアップ・プロムナード・なら2014
幻想的な夜の光景が楽しめます。
7月19日(土)~9月30日(火) 19時~22時(9月は18時~)
会場:東大寺、奈良国立博物館、春日大社一の鳥居、浮見堂、興福寺五重塔、平城宮跡朱雀門、薬師寺、猿沢の池 - なら燈花会
地元の人たちがいたるところに一つづつ灯したロウソクが癒しを感じます。
8月5日(火)~14日(木) 19時~21時45分
会場:奈良国立博物館、浮雲園、春日野園、東大寺大仏殿、春日大社 - 東大寺大仏殿 万灯供養会
2500基の灯篭に灯が入り、幻想的な雰囲気が漂います。
8月15日(金) 19時~22時
会場:東大寺大仏殿 - 春日大社 中元万灯籠
3000基の灯篭に灯が入り、朱の回廊と織りなす美の世界が広がります。
8月14日(木)~15日(金) 19時~21時30分 - 奈良大文字送り火
8月15日(金) 20時点火
会場:高円山(市内各所で眺めることができます)
奈良公園の周辺では残念ながら駐車場を探すのが大変ですので、近鉄を利用し奈良駅から猿沢の池を経由し公園に入るのがお奨めです。
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