2014年6月20日金曜日

ギリシャ神話をペン画で描く

私が通っている教室で、ベルニーニの彫刻作品“プロセルピナの略奪”を題材にしてペン画を描いてみることになりました。

これは元々ギリシャ神話にでてくる話で、大地の女神デメテルの娘プロセルピナを地底の王プルトン(デメテルの兄でゼウスの弟)がさらっていくところを大理石を使って彫刻したものです。

私自身この作品を見るのは初めてでしたが(勿論写真で)、肌・筋肉・表情等が全く彫刻とは思えない程見事に表現されており感動を覚えると共に、どのようにペンで表現していいのか戸惑いさえ覚えました。

とりあえず鉛筆で大まかに描き、大筋出来たところで本番のペン描きですが、今回は輪郭線にGペンを使って、背景にはグラフィックペンで線描と点描を描いてみました。

ペン描きが終われば、最初に書いた鉛筆の線は邪魔になりますので、消しゴムで消せば完成です。

(ペン画、縦方向B4サイズ)

Gペンを使った理由はアニメやイラスト画によく使われており、線の強弱が表現できるからです。しかし、ペン先にインクを頻繁に浸けながら描く必要があった為、思った以上に時間がかかってしまいました。

本物の作品はイタリアのボルゲーゼ美術館に展示されているそうです。機会があれば是非とも本物をこの目で見てみたいものです。


もう一つ、ギリシャ神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神であるディオニュソスを同じように描いてみた。

 
(ペン画、B4サイズ)

円形内の絵は、図鑑を参考に古代に描かれたものを配置し、その外周にブドウの蔓を配置しグラフィカルなデザイン画に仕上げてみました。
1作目と同様にGペンで描き始めましたが、黒ベタにした方が良いと考え、途中から筆にインクを浸けて塗りつぶすことにし、1作目とは違った表現ができたと思っています。


0 件のコメント:

コメントを投稿