庭に植えてあるコノテガシワ(センジュ)やカイズカイブキの木にミノムシが大量発生しました。
このミノムシ、果樹園を営んでいる方にとっては食害で迷惑な存在と聞いたことがあります。
余りにも多いのでせっせと捕っていますが、もう100匹以上は捕ったと思います。
そういえば、私達が子供の頃は落葉した木にミノムシがぶら下がっていたのを良く見ました。そして「このミノムシの蓑を使て財布を作るとお金が貯まる」とか言われていたことも思い出しました。
しかし、このミノムシ最近ではめったに見ることがなくなりました。
それもそのはず、天敵の小型寄生バエによって激減し、絶滅危惧種になっていたようです。
大げさと言われるかもしれませんが、ミノムシが垂れ下がる光景が日本の原風景を思い出させる脇役的な存在であるかもしれません。
こう考えると、ちょっと気持ちが変わって、これからはせっせと駆除するのは止めて、自然のままにしておこうと思います。
気持ちが変わったところで、松尾芭蕉の俳句を・・・
『みのむしの 音をききにこよ 草の庵』
・・・私は句を詠むことはできませんので、ミノムシのスケッチ画を描いてみました。
(色鉛筆画、はがきサイズ;コノテガシラに垂れ下がったミノムシ)
蓑のお蔭で、お金が貯まりそうな気がしてきましたか? それとも、若干なりとも気持ちが豊かになったような気がしたと思われたならば、私にも幸いかと思います。
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